甲南大学>生物学科>系統分類学研究室>LabyBase>ラビリンチュラ・シンポジウム
原生生物ラビリンチュラ類は,高度不飽和脂肪酸のDHAやスクワレン,アスタキサンチンなど,バイオ燃料や有用物質の生成で知られる一方で,海洋における 生態学的な役割についても,予想以上に大きい可能性が示されるなど,多分野にわたって注目されてきています。
そこで,この生物についての最新の情報交換を 目的として,「ラビリンチュラ・シンポジウム 〜オーランチオキトリウムとその仲間たちの生物学と産業応用〜」を企画しました。(過去の大会はこちら)
2016年の本シンポジウムでは,口頭およびポスター発表を広く募集いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。ただし,時間の都合によって,口頭発表を希望された場合でも,ポスターでの発表をお願いする場合もありますので,予めご了承ください。
発表申込の締切は 6/24(金),参加申込の締切は 6/30(木)です。
発表スケジュールなどは,このホームページで公表します。
概 要
日時
2016 年 7 月 9 日(土)12 時 〜 18 時(終了しました)
(受け付け開始は11時30分の予定です)
会場
甲南大学 平生記念セミナーハウス
〒658-0051 兵庫県神戸市東灘区住吉本町2-29-15
TEL:078-854-1605
http://www.konan-u.ac.jp/access/seminar.html
https://goo.gl/maps/Ra2acXJQieL2
JR神戸線住吉駅下車、北西へ徒歩約10分
阪急神戸線御影駅下車、南東へ徒歩約10分
参加費 無料
以下の登録フォームでメールで申し込みください。
当日参加も可能ですが,会場の席数の都合でお断りする場合もございます。
6/30(木)までの事前申込にご協力ください。
なお,講演要旨は配布しません。講演スケジュールとポスタータイトル集の配布を行う予定です。
発表申込
以下の登録フォームでメールで申し込みください(6/24締切)。
口頭発表
質疑応答を含め,1演題あたり 20〜30 分間を予定しています。
ポスター発表
パネルサイズは,横幅 90 cm × 高さ 200 cm です。
懇親会
講演会終了後,講演会場横のホール隣のホワイエで,18時より2時間ほど,ポスターセッション,情報交換会を兼ねた懇親会を予定しています。昨年につづき,参加者の持ち込みを歓迎します。
一般:4000円,学生:2000円
以下のフォームで,事前申込(6/30 締切)が必要です。
後援
甲南大学 理工学部 生物学科
甲南大学 統合ニューロバイオロジー研究所
お問い合わせ
(主催者)
ラビリンチュラ・シンポジウム 事務局
本多 大輔(甲南大学 理工学部・教授)
〒658-8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
078-435-2515(直通)
labysympo@gmail.com
=== 参加申込フォーム ===
シンポジウムへの参加をご希望の方は,以下の内容について,labysympo@gmail.com へお知らせください。
氏名(ふりがな): ( )
所属:
所属住所:〒
電話:
メールアドレス:
懇親会: (1:一般 4000 円として参加, 2:学生 2000 円として参加, 3:不参加)
学生の場合,指導教員の氏名,所属,メールアドレスもお伝えください
お預かりする個人情報は,適切に管理し,本シンポジウムに関するご案内やお問い合わせのためのみに使用します。
講演スケジュール
11:00 - 12:00
開場・受付 12:00 - 12:10
開会挨拶 本多 大輔(甲南大学 理工学部)
12:10 - 12:35
Aplanochytrium による珪藻からの栄養摂取 〜高次消費者の DHA はどこから供給されるのか?〜
○浜本 洋子1,2,本多 大輔2,3 (1: 甲南大 院 自然科学,2: 甲南大 総合バイオ研,3: 甲南大 理工)
12:35 - 13:00
南極に生きるラビリンチュラ類の探索
○中井 亮佑1,長沼 毅2(1: 遺伝研 系統生物研セ,2: 広島大 院 生物圏)
13:00 - 13:25
ラマン分光と第二次高調波発生によるオーランチオキトリウムの分光学的解析
○吉田 昌樹1, 石塚 圭2, 加納 英明3(1: 筑波大学 生命環境系,2: 筑波大学 院 数理物質研究科,3: 筑波大学 数理物質系)
13:25 - 13:45
ポスター 紹介(スライドなしで,1人2分間以内でご紹介ください)
13:45 - 14:10
休 憩
14:10 - 14:35
オーラン工学〜脂質抽出残渣の培地としての再利用
○田辺雄彦1,2,相田卓3(1:筑波大 生命環境,2:東北大 院 工、3:東北大 院 環境科学)
14:35 - 15:00
海藻バイオマスの利用とラビリンチュラによる脂質生産
秋 庸裕(広島大 院 先端物質科学)
15:00 - 15:25
ラビリンチュラ類による高度不飽和脂肪酸の高生産技術
○沖田 裕司1、関口 峻允1、石渡 夕子1、合田 初美2、持永 聖也2、濱口 理恵2、坂口 圭史2、石橋 洋平2、田岡 洋介3、林 雅弘3、本多 大輔4、伊東 信2,5(1: 日水中研、2: 九大院農、3: 宮大農、4: 甲南大理工、5: 九大院農i-BAC)
15:25 - 16:15
ポスターセッション 前半(会場横のホワイエで行います)
16:15 - 16:40
Aurantiochytrium limacinum の DHA 含有グリセロ脂質生合成機構
○奴田原 枝利1, 宇野 真也2, 安部 英理子3, 鵜木(加藤)陽子3, 石橋 洋平3, 沖野 望3, 伊東 信3,4(1: 九大院 生資環 生物産業,2: 九大院 生資環 生命機能,3: 九大院 農 生命機能,4: 九大院 農 i-BAC)
16:40 - 17:05
Aurantiochytrium limacinum の細胞内小器官の局在
○脇坂 拓芳1, 沖野 望2, 石橋 洋平 2, 伊東 信2,3(1: 九大院 生資環 生命機能,2: 九大院 農 生命機能,3: 九大院 農 i-BAC)
17:05 - 17:30
Aurantiochytrium limacinum の油滴タンパク質と脂質代謝制御機構
○飯見 勇哉1 , 崎山 亮1 , 関根 聡美1 , 渡辺 昂2 ,安部 英理子2 ,野村 和子3 , 野村 一也3 , 石橋 洋平2 , 沖野 望2 , 伊東 信2, 4(1: 九大院・生資環・生命機能,2: 九大院・農・生命機能,3: 九大院・理・生物,4: 九大院農・i-BAC)
17:30 - 17:55
Aurantiochytrium の anaplerosis 反応制御による奇数脂肪酸の産生
○彼谷 邦光1,池田 啓二1,坂本 正爾2,坂倉 良男1,岩崎 洋2,竹山 友潔2(1: (株)シー・アクト 生物活性物質研究所,2: 日本リファイン株式会社 研究開発本部)
17:55 - 18:00
閉会挨拶
18:00 - 20:00
懇 親 会(ポスターセッション 後半)
ポスター発表
P 01
重粒子照射による奇数脂肪酸生産株の分離
◌池田 啓二1,坂倉 良男1,風間 裕介2,阿部 知子2,彼谷 邦光1(1: シー・アクト 生物活性物質研究所,2: 理研 仁科センター)
P 02
キシロース資化性ラビリンチュラ類のキシロース馴化と高密度培養
○松田 綾子1,藤本 彩乃1,長岡 綾1,松田 高宜2,泉 可也2,林 雅弘1(1: 宮崎大 農,2: (株)bits)
P 03
高濃度グリセロール資化性ラビリンチュラの高密度培養
○藤本 彩乃,松田 綾子,長岡 綾,林 雅弘(宮崎大 農)
P 04
ペントース資化性を有するラビリンチュラ類のメタボローム解析及びペントース代謝関連遺伝子の探索
○長岡 綾1,松田 綾子1,藤本 彩乃1,松田 高宜2,泉 可也2,林 雅弘1(1: 宮崎大 農,2: (株)bits)
P 05
Growth of Aurantiochytrium sp. on alginate degradation products of a marine bacterial consortium member: insights on its role in macroalgae degradation
○Kim Hazel V. Arafiles, Yuri Eramoto, Kenshi Watanabe, Akihisa Kita, Yoshiko Okamura, Takahisa Tajima, Yukihiko Matsumura, Yutaka Nakashimada, Tsunehiro Aki (Grad. Sch. Adv. Sci. Mat., Hiroshima Univ.)
P 06
ラビリンチュラ類 Aurantiochytrum 属のカロテノイド生合成機構の解析
○渡邉 研志1,野村 夏矢1,畑 浩介1,長野 亜希子1,佐藤 亮太1,岩坂 宏明1,小柳 亮2,佐藤 矩行2,秋 庸裕1(1: 広島大 院 先端物質科学,2: 沖縄科技院大)
P 07
Parietichytrium 属の DHA 合成経路
○石橋 洋平1,持永 聖也1,合田 初美1,伊東 信1,2(1: 九大 院 農,2: 九大 i-BAC)
P 08
60年前に記載された Thraustochytrium globosum(ラビリンチュラ類)の再発見
○土井 耕作1,2,本多 大輔2,3 (1: 甲南大 院 自然科学,2: 甲南大 総合バイオ研,3: 甲南大 理工)
P 09
Parietichytrium 属の生活史観察 〜有性生殖の解明に向けて〜
○石橋 真由1,上田 真由美1,2,包 栄梅3,沖田 裕司4,本多 大輔2,3(1: 甲南大 院 自然科学,2: 甲南大 総合バイオ研,3: 甲南大 理工,4: 日水中研)
P 10
アグロバクテリウムによるオーランチオキトリウム属株の形質転換
○秋山 達哉1,小田切 正人2,守屋 繁春2,伊東 信3,4,本多 大輔5,6(1: 甲南大学 院 自然科学,2: 理化学研究所 環境資源科学研究センター,3: 九大 院 農,4: 九大 i-BAC,5: 甲南大 理工,6: 甲南大 総合バイオ研)