甲南大学生物学科系統分類学研究室LabyBase>ラビリンチュラ・シンポジウム

title900.jpg




 原生生物ラビリンチュラ類は,高度不飽和脂肪酸のDHAやスクワレン,アスタキサンチンなど,バイオ燃料や有用物質の生成で知られる一方で,海洋における生態学的な役割についても,予想以上に大きい可能性が示されるなど,多分野にわたって注目されてきています。


 そこで,この生物についての最新の情報交換を目的として,「ラビリンチュラ・シンポジウム 〜オーランチオキトリウムとその仲間たちの生物学と産業応 用〜」を企画しました。また,ポスター発表につきましては,広く募集をいたします。みなさまのご参加をお待ちしております。


 なお,このシンポジウムは,内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)次世代農林水産業創造技術(アグリイノベーション創出)の一環として開催します。
leaf_image.jpg



概 要

日時
2015年7月4日(土)12時〜18時
(受け付け開始は11時00分の予定です)


会場
日本科学未来館・イノベーションホール(7階)
東京都江東区青海2-3-6
http://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/

メインエントランスから入っていただき,吹き抜け内のエスカレーター,あるいは,右手奥のエレベーターで7階にお越しください。チケットを購入される必要はありません。
http://www.miraikan.jst.go.jp/guide/floormap/

5階と7階のカフェは 10 時から営業しているようです。
http://www.miraikan.jst.go.jp/guide/shopcafe/tenant.html


参加費 無料
以下の登録フォームでメールで申し込みください。
(当日参加も可能ですが,会場の席数の都合でお断りする場合もございますので,予めご了承ください)
なお,講演要旨は配布しません。講演スケジュールとポスタータイトル集の配布を行う予定です。


ポスターの
発表申込
申込の受付は終了しました
パネルサイズは,横幅 90 cm × 高さ 210 cm です


懇親会
講演会終了後,イノベーションホール隣の会議室4で,18時より2時間ほど,ポスターセッション,情報交換会を兼ねた懇親会を予定しています
  一般:5000円,学生:2000円
  以下のフォームで,事前申込(6/26締切)が必要です
  (予定人数を超過しました。お問い合わせください。)


お問い合わせ
(主催者)
ラビリンチュラ・シンポジウム 事務局
  本多大輔(甲南大学 理工学部・教授)
    〒658-8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
    078-435-2515(直通)
    labysympo@gmail.com


講演スケジュール


11:00 - 12:00

開場・受付

12:00 - 12:05 趣旨説明 「SIPにおけるDHA生産等の研究技術開発の取り組み」 河地 正伸
国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター
石原 賢司
水産総合研究センター 中央水産研究所
12:05 - 12:10
開会挨拶 「今なぜラビリンチュラか」 長沼 毅
広島大学 大学院 生物圏科学研究科
12:10 - 12:35
ラビリンチュラ類の多様性と生態学的役割
本多 大輔
甲南大学 理工学部
上田 真由美
甲南大学大学院 自然科学研究科(現:日本水産株式会社)
12:35 - 13: 00
環境中のラビリンチュラ類を数えずに測る
中井 亮佑
国立遺伝学研究所 系統生物研究センター
長沼 毅
広島大学 大学院 生物圏科学研究科
13:00 - 13:25
ラビリンチュラ類の生態学的多様性
高尾 祥丈
福井県立大学 海洋生物資源学部
13:25 -13:50
分離源の違いによるヤブレツボカビの傾向
瀬戸 雄飛
琉球大学大学院 理工学研究科
須田 彰一郎
琉球大学 理学部

13:50 - 14:15
Diplophrys 類の系統分類
高橋 唯樹
東邦大学付属 東邦中学校高等学校
14:15 - 14:30
タンパク質遺伝子配列を用いたラビリンチュラ類の属判別の試み
関本 訓士
製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター
14:30 - 14:45
NBRC におけるラビリンチュラ類の長期保存
稲葉 重樹
製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター

14:45 - 15:25

ポスターセッション前半

15:25 - 15:50
海藻バイオマスの利用とラビリンチュラによる油脂生産
秋 庸裕
広島大学 大学院 先端物質科学研究科
15:50 - 16:15
DHA 高生産 Thraustochytrid sp. 12B 株の挑戦
吉田 磨仁
北海道大学 大学院 地球環境科学研究院
16:15 - 16:40
オーランチオキトリウムによる炭化水素生産
吉田 昌樹
筑波大学 大学院 生命環境科学研究科
16:40 - 17:05 ラビリンチュラによるバイオ燃料生産
林 雅弘
宮崎大学 農学部
17:05 - 17:30 奇数脂肪酸と anaplerosis (アナプレロティック反応) 彼谷 邦光
株式会社 シー・アクト 生物活性物質研究所
17:30 - 17:55
ラビリンチュラ類における DHA の生合成:その分子機構と生物学的意義
伊東 信
九州大学 大学院 農学研究院
17:55 - 18:00 閉会挨拶 「ラビリンチュラ類と私たちの生活、そして未来へ」
横地 俊弘
産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門

18:00 - 20:00

懇親会(ポスターセッション後半)




ポスター発表


P 01
未利用藻類の高度利用を基盤とする培養型次世代水産業の創出に向けた研究開発
河地 正伸1,本多 大輔2,彼谷 邦光3,石田 健一郎4,水間 洋5,河野 重行6,菊地 淳7,鈴木 健吾8,石原 賢司9 (1: 国立環境研,2: 甲南大,3: (株)シー・アクト,4: 筑波大,5: (株)ヒガシマル,6: 東京大,7: 理化学研,8: (株)ユーグレナ,9: 水研センター 中央水産研)
P 02
ヤブレツボカビ類の海洋生態系における影響力と系統群ごとの季節変動
上田 真由美1,2,*,野村 友佳3,土井 耕作1,2,中嶋 昌紀4,本多 大輔2,3 (1: 甲南大 院 自然科学,2: 甲南大 統合ニューロ研,3: 甲南大 理工,4: 大阪環農水研,*現: 日本水産(株))
P 03
オーランチオキトリウム属における種の分類
𡈽井 耕作1,2,上田 真由美1,2,*,本多 大輔2,3 (1: 甲南大 院 自然科学,2: 甲南大 統合ニューロ研,3: 甲南大 理工,*現: 日本水産(株))
P 04
遊走細胞着生時における形態変化の観察 −ボスロソームの形成過程について−
岩田 いづみ1,2,木村 圭3,外丸 裕司4,本村 泰三5,本多 大輔2,6 (1: 甲南大 院 自然科学,2: 甲南大 統合ニューロ研,3: 佐賀大 低平地沿岸海域研究センター,4: 水研センター 瀬戸内海区水産研,5: 北海道大 北方生物圏フィールド科学センター,6: 甲南大 理工)
P 05
ラビリンチュラ類による珪藻に対する捕食性
浜本洋子1,本多 大輔2,3 (1: 甲南大 院 自然科学,2:甲南大 理工,3:甲南大 統合ニューロ研)
P 06
Fermentation of polyunsaturated fatty acids and xanthophylls by Aurantiochytrium sp. using brown seaweed biomass
Kim H. V. Arafiles,恵良本 祐里,岩坂 宏明,岡村 好子,田島 誉久,松村 幸彦,中島田 豊,秋 庸裕 (広島大 院 先端物質科学)
P 07
海洋微生物ラビリンチュラによる油脂生産のための海藻糖質利用技術の開発
恵良本 祐里,Kim H. V. Arafiles,渡邉 研志,岡村 好子,田島 誉久,松村 幸彦,中島田 豊,秋 庸裕 (広島大 院 先端物質科学)
P 08
Aurantiochytrium 属における新規カロテノイド合成酵素の機能解析
長野 亜希子1,佐藤 亮太1,渡邉 研志1,岩坂 宏明1,小柳 亮2,佐藤 矩行2,秋 庸裕1 (1: 広島大 院 先端物質科学,2: 沖縄科学技術大学院大)
P 09
新規多機能性カロテノイド合成酵素 CrtIBY の発現解析
織田 愛海,渡邉 研志,長野 亜希子,佐藤 亮太,岡村 好子,秋 庸裕 (広島大 院 先端物質科学)
P 10
日本海沿岸域におけるラビリンチュラ類の現存量分布
高尾 祥丈,北川 雅士,稲垣 雅衣,橋 竜太,兼田 淳史 (福井県立大 海洋生物資源)
P 11
ラビリンチュラ類のタンパク質分解酵素活性
高尾 祥丈1,松岡 順平1,大林 由美子2 (1: 福井県立大 海洋生物資源,2:筑波大 生命環境)
P 12
Aurantiochytrium sp. 18W-13a における HMGCoA レダクターゼの解析
藤原 直倫,福田 真也,伊藤 順子,白岩 善博,渡邉 信,鈴木 石根 (筑波大 生命環境)
P 13
Aurantiochytrium sp. 18W-13a 低塩分濃度順化株 (LSA-1株) におけるアンモニア耐性の塩濃度依存性
福田 真也,進藤 雅史,田辺 雄彦,吉田 昌樹,甲斐 厚,白岩 善博,渡邉 信,鈴木 石根 (筑波大 生命環境)
P 14
Aurantiochytrium 属に特異的なプライマーセットの設計と応用
山崎 賢大1,岡本 茉那美1,天田 啓2 (1: 福岡工大 院 工,2: 福岡工大 工)
P 15
ペントース資化性 Aurantiochytrium のバイオ燃料生産への利用
松田 綾子1,長友 宏子1,藤本 彩乃1,田岡 洋介1,松田 高宜2,泉 可也2,林 雅弘1 (1: 宮崎大 農,2: (株)BITS)
P 16
高濃度グリセロール資化性 Aurantiochytrium のバイオ燃料生産への利用
藤本 彩乃,長友 宏子,松田 綾子,田岡 洋介,林 雅弘 (宮崎大 農)
P 17
海洋性真核微生物ヤブレツボカビ類によるタンナーゼ生産
田岡 洋介,加藤 諒,林 雅弘 (宮崎大 農)
P 18
養魚飼料タンパク源としてのヤブレツボカビ類の可能性
堀井 健矢,林 雅弘,田岡 洋介 (宮崎大 農)
P 19
Thraustochytrid sp. 12B 株における遠心分離後の細胞の挙動について
足立 匠1,2,永峰 賢3,松下 貴子4,奥山 英登志4,吉田 磨仁4,森田 直樹1,2 (1: 北海道大 院 農,2: 産総研 生物プロセス,3: (株)ロム,4: 北海道大 院 地球環境)
P 20
Thraustochytrid sp. 12B 株を用いた DHA 強化卵の試み
永峰 賢1,足立 匠2,松下 貴子3,吉田 磨仁3 (1: (株)ロム,2: 北海道大 院 農,3: 北海道大 院 地球環境科学)
P 21
LC-ESI-MS を用いたラビリンチュラ類の脂質組成解析
石橋 洋平1,伊東 信1,2 (1: 九州大 院 農,2: 九州大 バイオアーク)
P 22
ラビリンチュラ類のミトコンドリアとペルオキシソームにおける脂肪酸代謝
合田 初美1,持永 聖也1,市村 陽香1,石橋 洋平1,林 雅弘2,沖野 望1,伊東 信1,3 (1: 九州大 院 農,2: 宮崎大 農,3: 九州大 バイオアーク)
P 23
ラビリンチュラ類の高度不飽和脂肪酸合成酵素の網羅的クローニング
持永 聖也1,合田 初美1,濱口 理恵1,石橋 洋平1,林 雅弘2,本多 大輔3,沖野 望1,伊東 信1,4 (1: 九州大 院 農,2: 宮崎大 農,3: 甲南大 理工,4: 九州大 バイオアーク)
P 24
NBRCが保有するラビリンチュラ菌株コレクション
山副 敦司,関本 訓士,稲葉 重樹,川ア 浩子 (製品評価技術基盤機構)
P 25
タンパク質遺伝子を用いたラビリンチュラ類の属同定法
関本 訓士,笠石 里江子,稲葉 重樹,鶴海 泰久 (製品評価技術基盤機構)
P 26
日本産ラビリンチュラ類における高度不飽和脂肪酸組成の多様性
Preuttiporn Supaphon1,2,関本 訓士1,鋤先 まゆ子1,川ア 浩子1 (1:製品評価技術基盤機構,2: タクシン大(タイ))

パネルサイズは,横幅 90 cm × 高さ 210 cm です。



===  参加申込フォーム  ===

 シンポジウムへの参加をご希望の方は,以下の内容について,labysympo@gmail.com へお知らせください。

氏名(ふりがな):    (     )
所属:
所属住所:〒
電話:
メールアドレス:

 学生の場合,指導教員の氏名,所属,メールアドレスもお伝えください

 お預かりする個人情報は,適切に管理し,本シンポジウムに関するご案内やお問い合わせのためのみに使用します。







labybase_banner.jpg